すぎやん 50代シニアの日記帳

50代サラリーマンの日常です。ゆるくやっていきます。

大阪マラソン

一年ぶりのフルマラソンに参加しました。


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初めての大阪マラソンです。当日はあいにの雨天でとにかく寒すぎでした。但しこれまで一生懸命練習を積んできた私の心は折れません。朝4時に起きて手帳に気合いを書きます。【俺は出来る。絶対に諦めない。走れることに感謝。今日が人生で一番若い日(両学長)。あとたったの42キロ。集中。】一緒にきた友人とスタート地点の大阪城へ向けいざ出陣です。雨は小雨になりましたが、寒いです。しかし我々にはスーパー防寒グッズがあります。
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100均のカッパにこれをまとい、スタートを待ちます。寒い日の雨マラソンはスタート前から勝負が始まります。これは絶対にお勧めなので皆さん試してみてください。

さて、9時15分スタートです。最初の1キロは5 分6秒。混んでいてなかなか進みません。ジグザグせずにながれに任せます。2キロ4分50秒。想定ペースまでまだ上がりません。ちょっときつい。今日はヤバいか。不安がよぎりますが、気持ちは切れません。3キロ4分41秒。しばらくはこれで行こう。6キロまではこのペースで進みます。心拍数153。これなら行ける。7キロ、ペースを4分31秒に上げます。心拍数154。行けるか。8キロ4分32秒 心拍数160。ちょっときつい気もするが、すぐになれます。よし、いいぞ。11キロまでは4分28秒前後で走り続けます。心拍数161。12キロ4分21秒へペースアップ。心拍数161。心拍数は変わらないが、脚に来はじめました。まずい。前半戦で脚を使い始めてる。これはもたない。13キロ目。ペースを4分31秒までは落とします。しかしまだ脚が重い。いよいよまずいぞ。このまま4分30秒を頑張って維持するか。ペースを落として脚が持たないリスクを減らすか。ペースを4分35秒から4分45秒のレンジで走ることにします。14キロ4分36秒。既にきつくはなってきましたが、30キロまでは4分45秒を超えることなく走れました。しかしながら既に脚を結構使っていてあまり残っていない感覚です。集中力がなくなれば気持ちが折れズルズルと落ちます。集中集中と自分に言い聞かせます。さぁ、いよいよここからがマラソンです。31キロ4分48秒。脚が痛くなり股関節も固まり始めます。32キロ5分26秒。ここは給水ポイントで止まり屈伸をします。後半戦と次の坂道へ向けたリセットタイムです。33キロ5分12秒。坂道は脚を使わないようにゆっくり上ります。34キロ、35キロは4分43秒。しかしもうこのペースは維持出来ません。きつい。止まりたい。もう辞めたい。寒い。後ろ向きの気持ちが自分を襲って来ます。敵は自分自身。【集中!集中!絶対にやるぞ。やりましょう。】周りにも聞こえる声で叫びます。自分を鼓舞するだけでなく周りのランナーを鼓舞したつもりです。1人のランナーが頑張りましょうと声をかけてくれます。力が沸き上がります。マラソン競技は1人のようで、皆の力を借りるスポーツだとつくづく思います。36キロ4分55秒、37キロ5分4秒。段々と落ちていきます。もう脚が上がりません。腕降り全開モードに入ります。脚がなければ腕降りで前に進みます。あと5キロ。皇居1周分。絶対にやる。諦めない。38キロ5分11秒。歯をくいしばります。残り4キロ。駒沢公園の練習会を思い出せ。ラン仲間との練習会の思い出が、エネルギーをくれる。駒沢あと2周だ。39キロ5分5秒。40キロ5分12秒。残り2キロふくらはぎとハムストリングスが吊りそうになります。やばい、あと少しだけ。頼む。そうだ、弟がゴール付近で応援していると言っていた。弟家族皆が応援に来ている。格好良く走ってる姿見せたい。41キロ5分20秒。あと1キロだ。またハムストリングスが吊りそうになります。脚を叩く。家族を思い出す。ラン仲間を思い出す。脚は全く動いてない。あと少し。弟家族の声が。【お義兄さん凄いね】。皆来てくれているんだ。力が沸き上がる。あと500m。弟を見つけた。応援が力にる。腕を降り絞りだせ。あと少し。ゴール!3時間24分。12年ぶりの3時間30分(サブ3.5)切り。涙が出る。やりきった。止まっていた時が動いた。12年の歳月をかけて。努力は裏切らないですね。

また次の目標に向けて頑張ります。


ps 実際には弟家族の声は幻聴でした。家から応援してくれた声が届いたのでしょうか?不思議な体験です。(ただの聞き間違いか(笑))